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2025年6月放送の人気テレビ番組『開運!なんでも鑑定団』に、世界的に有名なトレーディングカード「ブラック・ロータス(Black Lotus)」が登場し、ネット上で大きな話題となりました。この記事では、マジック:ザ・ギャザリング(MTG)の象徴とも言えるこのカードについて、その価値、歴史、そして投資対象としての魅力をわかりやすく解説します。
ブラック・ロータスとは? - TCG界の“聖杯”
ブラック・ロータスは、1993年に発売された世界初のトレーディングカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」の初期セット「アルファ版(Alpha)」に収録されたカードです。
- カード名:Black Lotus
- タイプ:アーティファクト(無色)
- マナコスト:0
- 効果:タップして生け贄に捧げると、任意の色のマナを3点加える
- イラストレーター:クリストファー・ラッシュ
その驚異的な効果から「パワー9」と呼ばれる超強力カード群の1枚とされ、現在では公式フォーマットのほとんどで使用禁止となっています。唯一ヴィンテージ形式で1枚のみ使用が可能です。
ブラック・ロータスの市場価値は? - 数千万円から3億円超も
2020年に、日本では650万円で購入された方がX(旧ツイッター)にいました。なんでも鑑定団では一体いくらになるのでしょうか? 6月10日の放送結果をお楽しみください。
「なんでも鑑定団」では、リミテッドエディションのフルセットに含まれる形でブラック・ロータスが紹介され、視聴者の注目を集めました。では、実際の市場での価格はどれほどなのでしょうか?
エディション別相場(2025年6月時点)
エディション | 状態 | 想定価格 |
---|---|---|
アルファ版(Alpha) | PSA10 | 約3億円 |
ベータ版(Beta) | PSA9前後 | 数千万円 |
アンリミテッド版(Unlimited) | 未鑑定〜PSA8 | 約1,000万〜2,000万円 |
特に「アルファ版」の最高評価(PSA10)は、コレクターの間で数億円単位で取引されています。国内では「晴れる屋」などの専門店でも取り扱いがあり、状態によっては1億円を超える価格がついています。
再録禁止カードとしての価値
ブラック・ロータスは、MTG公式が設定した「再録禁止リスト(Reserved List)」に含まれており、今後も再印刷されることはありません。これにより市場供給が限られ、コレクターアイテムとしての価値はますます高まっています。
イラストとデザイン - クリストファー・ラッシュの遺産
ブラック・ロータスの印象的なアートワークは、伝説的イラストレーター、クリストファー・ラッシュ氏によって描かれました。彼はマジックのマナ・シンボルのデザインも手掛け、TCG業界に大きな影響を与えました。
まとめ:ブラック・ロータスは投資対象としても注目
『なんでも鑑定団』で再び注目を浴びたブラック・ロータスは、単なるカードゲームの一部ではなく、文化的・経済的価値を持つコレクターズアイテムです。鑑定書付きの高評価品は資産としての需要も高く、今後も価値の上昇が期待されています。
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