画像はイメージです。
毎年夏の風物詩として注目される「全国高校野球選手権大会」、通称「甲子園」。その熱闘を伝える番組『熱闘甲子園』(テレビ朝日系)のテーマソングにも、例年注目が集まります。ところが2024年、そのテーマソングに起用されたバンド「ねぐせ。」の楽曲『ずっと好きだから』がSNSを中心に炎上騒動を引き起こしました。
今回は、甲子園応援歌を巡る「ねぐせ。」炎上事件の背景や原因、ネットの反応などを詳しく解説していきます。
🎤 そもそも「ねぐせ。」とは?

「ねぐせ。」は2020年に活動を開始した若手ロックバンド。恋愛をテーマにした等身大の歌詞とキャッチーなメロディがZ世代を中心に支持されており、近年メディア露出も急増しています。
そんな注目のバンドが『熱闘甲子園』の2024年テーマソングに抜擢されたことで、音楽ファンからは期待の声が上がっていました。
🔥 炎上の火種1:「誤字だらけ」の歌詞動画
『ずっと好きだから』のプロモーション動画が、番組公式X(旧Twitter)に投稿された際、表示された歌詞に多数の誤字が含まれていたことが炎上のきっかけとなりました。
たとえば以下のような間違いが指摘されました:
- 「縁(えにし)」→「緑」
- 「歓声」→「観声」
- 「風に乗せて」→「風に載せて」
これらの誤字に対し、「意味が通らない」「制作のチェック体制はどうなってるのか」といった批判が相次ぎました。
⚾ 炎上の火種2:「外野なんて聞こえない」という歌詞表現
歌詞中にある《世間の外野なんて聞こえないよ》という一節が、野球ファンからの強い反発を招くことに。
甲子園では「外野」は守備位置であり、特に球場では多くの観客が座る応援の中心エリアでもあります。この表現に対し、「高校野球を題材にするのに“外野”を軽視するのか」といった声が殺到しました。
💔 炎上の火種3:「曲調が大会の雰囲気に合わない」
『ずっと好きだから』は恋愛感情をストレートに綴ったラブソング調の曲で、試合の緊迫感や青春の泥臭さといった甲子園の“熱”にマッチしないと感じる人が多かったようです。
ネット上では、
- 「もっと熱い応援ソングがよかった」
- 「歌詞が試合と関係なさすぎる」
- 「選手の努力が恋愛の背景みたいに扱われてる」
など、違和感を訴えるコメントが続出しました。
📝 「ねぐせ。」側の対応と謝罪
炎上を受けて、バンドのリーダーが自身のSNSで誤字に対する謝罪文を投稿。
「多方向に失礼があり、真摯に受け止めています。今後はチェック体制を見直し、再発防止に努めます」
とコメント。誠実な対応ではありましたが、すでに炎上が広がっていたため、火消しには至りませんでした。
🌐 SNSの反応まとめ
- 「曲は良いけど、テーマに合ってない」
- 「チェックミスが多すぎる」
- 「ラブソングで高校球児の応援になるの?」
など、音楽の質よりも“場の空気”との不一致が問題視された印象です。
🎯 まとめ:甲子園×音楽の「ミスマッチ」が浮き彫りに
今回の炎上は、アーティストの実力や楽曲の完成度そのものというよりも、「甲子園という舞台にふさわしいか?」という点で大きなギャップが生じたことが原因です。
高校野球は日本の文化の一部ともいえる存在。だからこそ、テーマソングも選手・観客・ファンに共感されるものであることが求められます。
2025年以降の甲子園テーマソング選定には、**競技と音楽との“共鳴”**がより強く意識されることになるかもしれません。


コメント